これぞ大和撫子?駐妻はハイスペック!の巻。
忙しくても優雅なのは、マダムの実力。
駐妻って、一般的にどんなイメージを持たれているのでしょう。私はなにやら、澄ましたセレブなイメージを持っていました。
まぁ、お手伝いさん・運転手さんがいて、子どもはインターナショナル スクール、というのが定番といえば、定番。日本のワーママを考えれば、さぞかし優雅な生活なんでしょうねと、思われそう。私も、思っていました。
とはいえ、現地の雇用を生むという大事な要素や、人(とその家族)を抱えるという大変な面は、当然あります。
さて、このマダムたち。全然、暇な人々ではありません。社交の場は多い、しかもインターナショナルな交流。私こそが怠け者駐妻なので、日本人限定の会に 顏を出したり出さなかったり程度ですが、それでも参加するときは毎回ドキドキ。
マダムの名言「食べたいものは、作るしかない」
とりあえず、どなたも料理の腕がすごい。ちょっとお高いレストランで食事するより、持ち寄りパーティーのほうが、よっぽど良いものがいただけます。コスパ抜群。
日本では買うのが基本だと思っていたものだって、なんでも作れてしまうんです。パン、カステラ、納豆、がんもどき、バームクーヘン、八つ橋、麹いろいろ…。
現地の材料も、手間と工夫次第です。それが、できないんですけど。
私も(食べたいけど売っていないので、仕方なく)随分色々作るようになりましたが、ほとんどのものが帰国したら一生作らないでしょうね…。
大好きな餃子だけは、皮から何度も作って大分腕を上げたので、日本でも作りたいです。でも もちろん、皮は買います。
色んなお手本をたくさん見られた!憧れの女性像。
お料理以外も、まだまだあります。
先生レベルでピアノ、三味線、茶道、ズンバ。洋裁、レザークラフトは商売できるレベル。看護師に助産師といった専門職に、海外の大学院卒等語学も堪能。
たとえ語学ができなくても、カバーして余りある人柄とコミュニケーション能力。どなたもそれぞれ、魅力的な方ばっかりです。
私は仕事を辞めて主人に帯同するとき、「キャリアを犠牲にした」という気持ちが少しだけありました。もちろん、決してネガティブなだけではありません。
アフリカで暮らす経験なんて滅多にできないし、新しい環境ではいつも何かを得られると思っています。
帰国が近づいて改めて、来られて良かった、マダムたちとの出会いは特別だったなと、思います。仕事の関係でないからこそ、学ぶことがたくさんありました。
年齢や経歴にとらわれないこと。損得じゃないこと。気遣いがあまりにさりげなくて謙虚なこと。そして、好奇心が旺盛なこと。
人から興味を持ってもらえる「おもしろい人間」であるためには、日々自分を磨かないといけないなと、心底思います。5年後、10年後、このマダムたちみたいな魅力のほんの一部でも、まとった女性になっていたいです。優しくて、品があって、賢くて、しなやか。
また始まる新しい生活の前に、大きな目標。毎日の小さな積み重ねが、ながーい近道になるのでしょう…。見本をたくさん見ておけて良かった!
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。