違和感に気付く、の巻。
サラリーマン時代、そこそこ良いお給料をもらっていた私。金遣い、とても荒かったです。
たぶん、何かで読んだんでしょう。「長財布」に「向きを揃えた」「新券」5万だか10万だか、覚えていませんが、つねに入れていました。クレジットカードは、使った気がしなくて使いすぎる、とかいわれます。いや、現金だってそんだけ入ってたら1枚だけ、のつもりがまた1枚、もう1枚…すぐなくなる。毎回新券、やってられずにやめました。
お金を丁寧に扱う人はお金に好かれて、お金が自分で戻って来る、というようなお話だったかと思いますが。う~ん、私には合わず。
サラリーマンをしていると、「次の給料日までしのげば」という発想、してしまいませんか?私の浪費後の言い訳が「また次の給料がある」でした。
自分に馬力があるときは、それで問題なく乗り切れるのです。でも、体調が悪いとか、なんか停滞気味のとき、ふと浮かぶのが「これ、いつまで続けられるんだろう?」。
稼いで、使って、日本経済に貢献することも、たぶん大事です。ただ、私はどこかで違和感を持っていた。ずっとこんなペースでやっていけると、到底思えなかった。自分の経済力だけでなく、もっと広い意味で。
買い物。
私はモノとお金を交換するだけ。でも。そのモノができるまでに、安く大量につくるために、環境破壊や汚染、劣悪な労働環境に搾取、動物実験、大量の廃棄物等がなかったのだろうか。まぶしいくらい明るい店内に届くまでに、どれだけの距離を移動したのだろうか。そのエネルギーは…。
いや、せっかく欲しいモノを買うのに。暗くなってどうする。自分で汗水垂らして働いたお金を使って、何が悪い。
こういうときは、思考停止に限ります。お金は回してなんぼ。以上。
たぶん消費以上に、浪費しまくっていたのだと思います。そのたびに何か引っかかる。忙しい、疲れている、と無視する。また引っかかる。なんか全部上っ面だけな気がしてくる。時間は流れる。
結構多くの人が、少し立ち止まる30歳前後。このままで良いのかな?だましだましやってきた私も、28歳のある日、はっきりと自分の中の危機感に気付きました。私はこのままではダメ、絶対! =つづく=
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。