幸せになりたい人はずっとなれない、の巻。
落ち込んでいた時期に、幸せについて取り留めなく 考えたりしたことがありました。
これを、間違っていたとは思いません。でも、もっと早く知りたかった「良い方法」に出会ったので、そのことについて書きたいと思います。
幸せに「なる」ことはできない。
幸せはその都度「感じる」しかないものだと思う。その瞬間、瞬間に「感じる」しかないものが幸せだ。
私がブログを始めるきっかけとなった 佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」で見つけた言葉です。
そして、これがまさに「良い方法」。
幸せについて考えていたときの自分の思考は「どうしたら幸せになれるか」。
一見前向きに考えているようで、満たすための足りない何かを探している状態でした。
読書はいつもヒントをくれる。
読書によって、モヤモヤが晴れることがよくあります。最近は、佐々木典士さん、稲垣えみ子さん、養老孟司さんなんかが、本当にツボ。
カタチのないものが、言葉になって「見えた」瞬間は、何とも言えず気持ちが良いです。
そして、さらに気持ちが良いのが、この理解に実感が伴ったとき。
読書で立てたアンテナに、何かが引っかかる経験をするというのでしょうか。
「書いてあったのは、こういうことか!」というのが、はっきりわかる瞬間があります。
とにかく何でもやってみろ というのは、この経験を得る機会を 増やすためなんじゃないかな、と思います。
アンテナを張るだけで、ステキな世界。
天気が良いこと。ねこがのんきに寝ていること。主人が元気に仕事に出て行ったこと。冷蔵庫にチョコが入っていること。楽しみな予定があること。
今日感じた幸せを書き出したら、特別でも何でもないことばかりでした。でも、こんなにある。書いていないこともあるから、もっとある。それがすごいと思います。
大成功して、有名になって、金持ちにならなくても、足りないものは そんなにない。
本を読んで、頭で理解して、実感を得て、行動が変わって…また理解と実感が深まるような気がします。
幸せについて考えるきっかけをくれる小話をひとつ。
協力隊時代、国際協力に関する本を読んでいて 見つけたお話です。
国際協力とは、豊かさとは、幸せとは何だろう。ただのお話としても小気味良いけれど、大きなメッセージが隠されていると思います。
ちゃんと書き留めておかなかったので、私の記憶の範囲ですが、こんな感じです。
先進国のA氏が、支援のために途上国の貧しい村に行ったときのこと。
男たちは昼間っから酒を飲み、ギターを弾いて歌ったり、ハンモックでごろごろして過ごしている。
それを見たA氏は、男たちに言う。
A氏「そんなことしていないで、働いたほうが良いよ」
男 「働いたら、それでどうなるんですか」
A氏「金持ちになれる」
男 「金持ちになったら、それでどうなるんですか」
A氏「その金で事業を大きくして、もっと金持ちになれる」
男 「もっと金持ちになったら、それでどうなるんですか」
A氏「働かないで、昼間から酒を飲んで、歌って暮らせるようになる」
男 「へぇ~。それなら、もうとっくにやってますよ」
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。