1年ほどウーバーを乗り回して思ったこと、の巻。
昨日のウーバーネタの続編です。
仮にライドシェア解禁になっても、日本で個人が運転手やること、ないと思う…。
mitsume-tobesimple.hatenablog.com
ウガンダのウーバー事情
東アフリカ ウガンダの首都 カンパラに住んでもうすぐ2年。アフリカといえど、やはり首都といいましょうか。スマホ前提のサービスが充実しています。
そのひとつが、ウーバー。こういう新しいサービスは、途上国での爆発力が圧倒的です。既得権益や規制の多い日本での普及には、かなり???です。
ウーバーのメリットとして、まず強調されがちな安さ。ですが、それより何より私の感じるメリットは、以下が事前にわかっている安心感です。ついでに、運転手さんとの会話がはずめばラッキーな気分。
①運転手の運転歴と評価
②車種と色、車両番号
③料金の相場(遠回り等でボラれても、アプリ経由で問題報告すれば返金される。但し、渋滞等で時間がかかると 超える場合はある。)
一方のデメリットは。
①道を知らない運転手が多い。
②毎回どんな運転手に当たるかは運。
③アプリ(かGPS)が不調だと、捕まえるのに1時間近くかかる。
私は超 方向音痴なので、自分が道案内できる場所に行くときしか使いません。初めての場所や遠くに行くときは、高くても信頼できる 顔見知りの運転手さんを頼みます。ちなみにその場合の料金は、2~3倍ほど。
ウーバーは稼げるのか?
答えは「NO」だと思います。その理由は。
①新規参入者が多すぎる。
②料金が安すぎる。
③ガソリンが高すぎる。
まず①について。私のウーバー利用歴は約1年、利用回数は100回ほどです。この短期間でも、かなりの新規参入者の流入を体感しています。
プロフィールを見ると、運転手歴 数日~1、2カ月がやたら増えた。私が初日・1人目の利用者になったことも、たった数カ月の間に2回もあります。
そして②。初乗りは約120円(※4000shr @¥0.03/shr)。近場しか利用しない私は、毎回せいぜい300円の範囲です。
さすがに少しチップを渡しますが、一部は会社に持って行かれ、車の維持もガソリンも自己負担で、一体手元にどれだけ残るのでしょう。
ちなみに、ウガンダの学校の先生の月給は、1万円くらい。
③ガソリンは日本と同じくらいの値段。日本人感覚ですら高いと思うものが、元手のない人には どれだけの負担になることか。しかも、多くは日本で廃車レベルの 古い中古車なので、燃費も悪いです。
ガソリンは何百円分ずつ入れるもの。「ガソリン満タンで」は、金持ちのセリフなのです。
その日暮らしに合った働き方
それでも運転手が増える理由を、私なりに考えると、「ライフスタイルに合っているから」だと思います。
途上国では大半がその日暮らし。たとえ少額でも「現金収入」はでかいです。
何といっても、産業がない、圧倒的に仕事が少ない。現に、元弁護士や大卒直後等、求職中のツナギとして運転手をやっている人もいます。
それなりに稼いでいるという運転手さんでも、ウーバー1本で毎日朝から晩まで働いていると言っていました。
昨日の記事でも書きましたが、これを見ていると、日本でウーバー運転手をやろうとする人が増えるか甚だ疑問。副業にも本業にも、帯に短したすきに長し?
ど素人の感覚的な意見です。
上場するような企業の事業に、えらそうなこと言えるような者ではございません。ただただ、素朴な疑問。どこら辺に日本参入の勝算があるのか…。ぜひどなたか教えて下さい。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。