みんなが小さく始めれば、良くなっていくことがあると思う。の巻。
ひとりの微力×継続×巻き込む人数=結構大きい
個人(凡人)の持つ力について考えたとき、それは微々たるもので、とても大した影響力なんてない、と思っていました。
だからこそ、「私ひとりぐらい何しようが、大勢に影響なし」というスタンスでいられたし、なによりそれが楽です。
でも最近、ゴミ問題や食品ロスを意識し始めてから、考え方が少し変わりました。
○ゴミの排出量「1人当たり1日1kg弱」
(正確には925g。環境省の資料より平成28年度の数字を引用)
○食品の廃棄「1人当たり1日茶碗1杯分」
(2019年度5月19日の日経記事)
これを多いと思うか少ないと思うかは、人それぞれだと思います。
でも、1日当たり意識する量が、「ゴミ1kg」、「食品 茶碗1杯分」だと思うと、工夫の余地がある気がしてきませんか??
ゼロにできなくても半分にする、それを毎日積み重ねる。1週間、1カ月、1年分…。
そこに家族の人数を掛けてみる。これだけでも、ひとつの家庭で結構貢献できると思うのです。
そしてそれを、どこの家庭でも取り入れる。町内で、地域全体でと広げていく。
そうしたら、かなり大きなインパクトになるんじゃないかなぁ。
個人の身軽さが生かせるジャンルがあると思う。
いきなり完璧を目指さなくても、いきなりみんなを巻き込めなくても、とにかく自分が始めてみることが大切だと思います。
欲張って大きな組織なんかでやろうとしても、なんだかんだ先送りされ続けて とんと進まないので。大事なんだけど、儲からないという分野は特に。
大企業や政府が取り組みますといって、その目標が「2030年までに」と聞くと、えーっ!と思います。
10年以上先って。遠すぎるやろ!絶対「その時考えるの、自分じゃないし」とか思ってる…。しがらみとか古い慣習とか、いろいろ面倒な事情があるのでしょうけど。
というわけで、そんな立派な対策・対応に期待するより、自分にできる範囲で日々頑張るほうが、効果も見えてやる気も続こうというものです。
意外とある 今日から始められること。
ゴミ・食品ロスを減らす以外に、災害時に寄付するとか、公共の場をきれいに使うとか、車を運転していて歩行者を先に通すとか…。こんな風に、小さく声をあげるというか。
書いていて本当に大したことじゃないと思うけど、これが集まったときのインパクトを考えると、やる価値があるなと思うのです。デモなんかは最もわかりやすい例ですが、名もなき人々が群衆となって生み出すパワーは 凄まじいです(良くも悪くも)。
逆に1人ひとりが他人事と思って、動かなかったせいで起こる 残念な結果や非効率を見ても、やっぱりやろうよと言いたくなります。
本当、途上国の渋滞なんて、車の数の多さだけが原因じゃないです。自分だけと思って無理に突っ込んだり、逆走したりするから、フン詰まって完全に止まってしまうんです。それで周りの人たちの何十分を奪っているのだから、大したインパクトですよ。
最後は日頃の愚痴でしたが…。私もそういう気持ちで、行動して、発信して、これからも小さく積み重ねていきたいと思っています。というお話でした。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。