【老後に2000万円足りない問題】で、だれが怒っているのかわからない。の巻。
この問題、考えれば考えるほど、だれが怒っているかわからなくなってきました。
どんな意見があるのか 調べてみようかとも思ったのですが、大方各人が言いたい放題言っているだけだろうと。
そんな意見たちをまとめられる気もしないので、私も言いたい放題言ってやろうというのが、今回の記事です。
最初から期待していない世代です。
現在34歳、私の年金の払込み期間は14年です。受給に必要な資格期間が10年なので、とりあえず、将来 年金を受け取る資格はゲット。
が!学生時代や海外在住期間は、免除制度を利用して払っていません。結果、実際払い込んだ期間は7年くらい。この時点で受け取れる額はざっくり半分。
でも、払っていない自覚があるし、追納するつもりもないので、納得済みです。だから、そもそも年金だけで足りると思っていません。
備えることは大切ですが、5年先もわからないのに、30年も先のことを想像して、今不安だらけなんて損です!
ちなみに、給与天引きされていた約7年分の年金も、将来受け取るというよりは、「親のため」くらいの感覚でした。同年代だとそういう方も多いのではと思うのですが…。
でも、私は払います。
「もらえないから、払わない」と言っている人たちの中に、年金に種類があることを知っている人は、どのくらいいるのでしょうか。
今、話題になっているのは「老齢年金」ですが、「障害年金」「遺族年金」という年金もあります。
詳しくは、年金機構のホームページをご参照ください。
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私も退職するまで、そんなことすら知りませんでしたが、年金は老後だけのものではないんです。
私はサラリーマン時代、独身で頑丈なのに、民間で月2万くらいのどデカい保険に入っていました。退職後しばらくして解約して、今も入っていません。
なぜなら、最低限は年金でカバーできるから。色々勉強した結果、「お金がない人ほど、年金だけは払っておきなさい」というススメに従いました。
ちゃんと「自分の」試算をしたうえで、ご立腹なのか?
私の年金へのスタンスは上記の通りなので、怒る理由はゼロです。
そして、声を上げることはすごく大切なので、それ自体は全く否定しないです。
でも、この件についてはだれが何に怒っているのか本当にわからない…。
繰り返しになりますが「払ったのにもらえない」という言い分は、「老齢年金」のみにフォーカスしていて、感情論。
たぶん「2000万も貯められるか!」というところだと想像しますが、ちょっと考えてみてください。
2000万については、平均的な高齢夫婦で試算した結果。
前提となっている「平均的な高齢夫婦」ってなんですか。「2000万」よりそっちのほうが突っ込みたい。
だって、絶対みんなが同じパターンなわけないやん!
それに、生活費25万のところ、年金が20万で5万足りないなら、普通まず生活見直しますよね。給料下がって節約するのと、同じ感覚だと思うのですが。
高齢で医療費がかかるとか、家のリフォームが必要だとか具体的に困っているなら、まだわかる。ということは、怒っているのは「年金受給中の平均以下のご夫婦」ですか?
みんな、余計払いたくなくなっただけ…じゃないと良いのですが。
私の周りにも、たまーに学生時代の年金を追納するような真面目な方がおりました。でも、もうイヤになったんではないでしょうか。ただえさえ滞納だらけなのに、追納する人まで減ったら、今度こそ本当にヤバイんじゃないでしょうか。もう、天引きできる人からしか取れなくなるんじゃないでしょうか…。
保険料が上がらないことを祈ります。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。