ニッポンのママの「常識」に衝撃… まず親から食育されるべき?!の巻。
駐妻歴ももうすぐ2年。「持ち寄りパーティー」というシステムにもすっかり慣れました。
何と言っても料理上手なマダムたちのこと。今日は何が食べられるのかと、毎回楽しみです。
先日、我が家にお招きしたマダムたちは、バスクチーズケーキとピーカンナッツパイを持って来てくれました。もちろんお手製。美味~!店開ける!
私がヘンなの?日本人
人のお家のごはんって、何気ないものでも やけにおいしくないですか?
自分の料理はなんとなくパターン化してしまうので、「人の味」を試せるのは新鮮で、私はすごく好きです。
あぁ、それなのに…イマドキの親御さんは、手作りのものなど喜ばないどころか、嫌がるそうです?!
買って来たもののほうが、安心安全とかなんとか。有名店だか流行りのものだかを、持って行かねばならない とかなんとか。
よそのママの作ったものを、我が子に食べさせるのは不安だそうです。どんな食材を使っているかもわからないし、衛生的にも抵抗感があるらしい。
お子さんがアレルギー持ちとかなら、わかりますけど…。普通、よそに持って行くもののほうが、自宅用の何倍も気を遣って作りますよ!
見えないものは、気にしない?
例えばですが、お菓子作りをすると、バターの消費量がものすごいです。
お店のものを 全部バターを使って作ったら、高くてたくさん売れなくなりますよ。ということは、マーガリンやショートニングで代用している可能性が高い。
家じゃどうしても作れない ふわっふわの生地のケーキ。化学の力を借りないとできないそうです。
買って来たほうが、安心安全でしょうか…。
こういうママは、たぶん、虫の付いた野菜なんか不衛生と思うでしょうね。農薬いっぱいでも、キレイな色カタチのほうを選びそうです。
見えなければOK!
見えないものは、気にしない!
私は虫が大嫌いで本当に苦手です。
サラリーマン時代、レタスから丸々した立派な青虫が出て来て、丸ごとゴミ箱行きにしたことがあります。今思うと、絶対おいしいレタスだった…。日本のスーパーの売り物にしては、珍しいことだと思います。
途上国でも農薬を使うことは増えていますが、まだまだ虫も付いてきます。虫嫌いの私でも、今はそれが安心。見つけたら取り除くけど、見落としたらたんぱく質です。
自分でもびっくり。協力隊時代に鍛えられました。
見えなければOK!
食べることを考えさせられる オススメ本&漫画
- 「もの食う人びと」 辺見 庸
20年以上前に書かれた本から、「喰らう」ぐらいのエネルギーを感じます。画を観ているような臨場感。
- 「食べる。」 中村 安希
旅の楽しみのひとつである「食」にフォーカス。おいしそうなものから、私には食べられそうもないものまで。彼女の旅エッセイ「インパラの朝」も合わせて読んで欲しい。文章がキレイ。
- 「銀の匙」 荒川 弘
おもしろいだけでなく、経済動物や農家の経営等、考えさせられるテーマが散らばっていて、すごく勉強になる。主人公の葛藤に共感しまくりです。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。