賄賂も寄付も、似たようなものなのかもしれない…?の巻。
「副業」しないとやっていけないのは、皆同じ?!
警察官というと、日本では身分のある立派な仕事ですが、何やら海外ではそうでもないらしい。そして、給料はものすごく低いらしい。
ウガンダでもそうだし、同じことはパナマやメキシコでも散々聞いたので、各国似たような事情があるのかもしれません(詳しくは後述)。
そんなわけで、お給料だけでやっていくのが厳しいとなれば。
そう、副業。
警察官の副業の一例はこちら。
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mitsume-tobesimple.hatenablog.com
特に物入りな、クリスマス休暇前や学校が始まる時期には、より活発に「副業」が行われます(むしろメイン?)。盗人も増えるので、本業も頑張って欲しいんですけど。
外人というだけで、カモ。いやもう、何人といわず、車を持っていて乗れるということ自体、相当金持ちの部類に入る。
そういう時期は、ちょっと出かけるにも気が張ります。
物入りな警察官に止められる。
理不尽であっても、事情を知りつつ、お互い足元を見つつ、数百円で手を打つ…。
言い換えると、困っているのを察して、何かの足しにしてもらうために、少しのお金を渡す。
あれ、寄付?
お金があれば、なんでもできる。
これだけ「副業」が日常的だと、大体のことはカネで解決できる環境になってしまうようです。
ウガンダの通貨で一番大きな50000シリング(≒1500円)。
これを払えば、人を牢屋にぶち込むことも、逆に引っ張り出すこともできる。実際やったという例を聞きました。
「おまえには、警察官としての誇りやら何やらはないのか」といいたくなるけど、それは日本人の感覚なのかもしれません。
途上国の人々の多くは、(たとえ少額でも)給料という定額の収入のない、その日暮らしの生活。本当に貧しいということを、どれだけ知識や想像で補えるのかは、わかりません。
このテーマについては、また、別の記事で書きたいと思います(まとまらなそうですが)。
警察官という職業
私が初めて訪れた途上国、メキシコ(15年くらい前なので…今はもう中進国かな)。
たぶん日本人宿で得た情報だと記憶しますが、「とにかく警察官には気を付けろ」。
?????
メキシコで公務員(警察官含む)というと、民間では雇ってもらえない(使えない)から、国や自治体が面倒を見ている、という見方をされるそうです。
偽警官も怖いが、本物すら信用できないってどういうことなのか、当時は本当にわからず。言葉も知らないまま、えらい国に来てしまったと、ビビりまくりでした。
次に、パナマ。パナマのスラングに「警官のジュース」というのがあります。何だと思いますか。
答えは水。給料日前は、お金がなくてジュースが買えないから、水をジュースと呼んで出すとか。みんなそんなもんじゃないかと思うのですが、「警官」が代表に選ばれる辺りに事情がうかがえます。
そういえば、村の男の子ふたりが、中学卒業後、首都に出て警察官になると言っていました。言い方は悪いですが、中卒でなれる職業。
本当に本当に良い子たちなので、副業するとは思えませんが、メキシコとの共通点が垣間見られる…。
余談ですが、パナマは、水道水が飲める&水よりビールが安いすばらしき国!ダブルで当てはまる国は、なかなかないと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。