【反応しない練習】日々穏やかに過ごすための心の持ち方、の巻。
毎日、常にイライラして、神経がビリビリしている時期がありました。
その時に、友人に薦められて読んだのが、草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)さんの「反応しない練習」。
この本のおかげか、しばらく落ち着いておりました。が、最近、色んなことが重なり、イライラ復活の兆し…。復習がてら、私なりのまとめを、記事にしてみたいと思います。
「反応しない練習」によって目指すのは「最高の納得」
最高の納得とは
「自分が納得できること」を基準に定めた人生の方向性。
今日をよく生きることだけを大切に、日々時間をかけて近づいていくもの。
最高の納得にたどり着くためには
自分自身の心の内側・奥底に、正しい心がけ(正しい生き方・拠り所)を確立すること。いざという時は、いつもこの心がけに帰るようにします。
自分の心の闇・苦悩は、自分自身が乗り越えるしかありません。いたずらに外の世界に振り回されず(=「反応」せず)、自分の心を見つめて「正しい心がけ」に戻る習慣を身につける必要があります。
心の拠り所(人が幸せに生きる上で欠かせない永久の真理)
慈:他者の幸福、利益を願う心。
悲:相手を苦しめない、相手の悲しみに共感する心。
喜:人の喜びを自分の喜びとする心。
捨:手放す心、反応しない心、中立心。⇔執着
心の拠り所を「外」に求めると、欲、怒り、妄想に捕らわれた状態になる。「外」とは、カネ、モノ、地位、学歴等、社会で価値があるとされているもの。それは、他の誰かの心が作り出したものにすぎず、自分自身の心とはちがうもの。
大前提:心は求め続けるもの(満たされるとは限らない)
ゆえに、乾き続けるものであるということを、まず理解しておくことが大切です。
心は求め続け、「反応」し、悩み・苦しみの原因となる「執着」(滞った心)をつくり出します。それを避けるには、サラサラと流れ続ける小川のように、苦しみを残さない心の状態を保つ必要があります。
心のモヤモヤの正体を知る。
まずは、心のモヤモヤの種類=三大煩悩(三毒)について知る。
次に、どれにあてはまるかを観察します(全部という場合もあり)。
①貪欲:
求め続け、執着している状態。
外の基準(世の中の価値観、情報)や承認欲で、判断(否定)し、苦しみを生む。
②怒り:
「危険」=「怖い」という感情を、仏教用語でこう呼ぶ。起源は、危険に囲まれた暮らしをしていた原始人時代の、命を守るための脳の働き。 ※別の本からの抜粋
③妄想:
自分を認めさせようという欲「慢」が働いた「自分は正しい」という思い。「比較」も妄想の一種。「承認欲」を満たして安心したいだけ。
自分の言葉、この瞬間の思い、今できること。それ以外は全て妄想。他人の領域や将来のことは、自分でコントロールできない。
明日は実践編として、具体的な4つの練習方法について書いていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。