これができれば断捨離成功?!でもそれが難しい。の巻。
断捨離ができない人に対するアドバイスを見ていると、大半をふたつの原因に分類できる気がします。
お金と他人の目。
このふたつに捕らわれなくなれば、モノへの執着がなくなる。物理的にも精神的にも、かなり楽になれると思います。
唯一の解決法は、自分と向き合うこと。
モノが好きで収集癖のある私。断捨離の過程で、モノと向き合う時間を必要とするタイプです。
実際は、モノを通して自分と向き合っているということに、最近気が付きました。
そのモノを、
なぜ手に入れたのか?
なぜ手放せないのか?
なぜ残したいのか?
この問いかけを繰り返すと、なるほど自分が捕らわれていたものが見えてきます。そして見事に、お金と他人の目のどちらかに集約される。
「断捨離 質問」で検索すれば、たくさんの「捨てるための質問」がヒットします。その大半が、「お金や他人の目を気にしていませんか?」ということを、色んな角度から問いかけていると思うのです。
お金がもったいなくて、お金やそれ以外の何かを犠牲にしているかもしれない。
大体のモノは、お金と交換できる世の中。そのせいか、何でもすぐ金額に直して考えてしまいます。
それが「捨てるのはもったいない」という発想につながります。
「資源を大切に」という気持ちもあるかもしれない。でもモノになっている時点で、すでに資源は使われています。それが活用されず、不要なのに家にあるなら、捨てられていないだけのゴミと同じこと。
それなら、反省と感謝を込めて手放すことで、今後のムダをなくす方が前向きです。
典型的な捨てられない言い訳
- いつか必要になった時、買い直すのがもったいない。
- これだけのお金をかけて来たから、今さらやめられない。
- 価値があるから、高く売れるはず。
それに対するアドバイス
- 保管しておく場所(それにかかるお金)の方がムダ。
- 管理にかかる手間=時間(それにかかるお金)の方がムダ。
- 今後もかかり続けるコスト(時間・お金・エネルギー)に見合うか。
- 今後も捨てられない罪悪感を持ち続けたいか。
- 毎回捨てようか悩む時間がムダ。
- 自分が思うほどの価値を他人は感じていない。
目に見えない「カタチのないもの」が大切という考え方
モノを捨てたことで得られるものの代表選手が時間。多くのミニマリストが口をそろえて言っています。モノから解放されてできた自由な時間で、経験や知識という新しい財産を手に入れる。それによって、世界が広がり、自由に生きられるようになるらしい。
私がおもしろいと思うのは、そのどれもが奪えないということ。そして、自分の中に蓄積して、自分を作っていくのに目には見えないということ。
でも、カタチがなくて測れないのは、何となく不安。つい、わかりやすいモノに変えて、安心したくなります。
知識・経験・思い出を「カタチ」にした定番のカテゴリーとしては、本、CD、DVD、写真、お土産等でしょうか。ファッション関連も、まさに「他人の目」に触れるモノの代表格です。
持っていてうれしい、元気が出るモノだけを残す。それ以外は「カタチ」を与えることが、目的かもしれない。そういうものは手放すと決めれば、断捨離もシンプルになる気がします。
所有すること自体がステータスだったのは昔の話。今は、使いたいときに使えれば、シェアでもレンタルでも中古でもOK。何とも合理的で身軽。
私も早くそうなりたいものです。
読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また。